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KIZUNA JAPANスタッフによる映像制作マガジン

2017年7月10日

色々使える便利な効果「グリッチノイズ」をご紹介!

AfterEffectsのグリッチノイズ

おはようございます。前澤です。

夏と言えば映画の季節!
定番のホラーにSF。楽しみな映画が目白押しです。

さて、ホラー映画やSF映画でよく使われる映像に
「グリッチノイズ」というものがあります。
映像が砂嵐のようにザラザラと乱れる効果のことです。

本来であれば、映像の信号送信が遅れることによって起こる乱れのことなんですが、
これを意図的にCGで表現することで、ホラー感に味を加えたり、サイバー感を表現したり、
様々な効果を得ることができます。

グリッチノイズの種類は様々ですし、もちろん起こし方も様々なのですが、
今回は私がよく使う方法をご紹介したいと思います。

ポイントは「波形ワープ」
適応したレイヤーを規則的な波形で歪ませるエフェクトです。
「波形の高さ」のエクスプレッションに noise(time*5)*15 を入力することで、
波の高さが上がったり下がったり、不規則な映像の乱れを表現することができます。

次にこちらの映像。

いわゆる、「フィルムノイズ」です。
古いフィルムの感触を出したり、テレビがザラザラと乱れる様子を表現できます。
やり方は簡単。

↑こちらのような映像を「乗算」で乗せるだけです。
元の映像があるので、結構様になります。

最後にこちらの映像。

似た映像が作れるチュートリアルが↓こちら

ポイントは「ディスプレイメントマップ」
指定したレイヤーの色相や彩度、濃淡の違いによって適応レイヤーを歪ませるエフェクトです。
このエフェクトが非常に便利でおススメです。
「glitch nose」と検索すると、ノイズのマットが簡単にダウンロードできますので、その映像を元素材とします。
水平と垂直の値をいじってやるだけで、簡単にクオリティーの高いノイズを作り出すことができます。
トライトーンで色を変えたり、ウィグラーで少し揺らしてやるだけであっという間にそれっぽいグリッチノイズを作り出すことができます。
このエフェクトは他の場面でも便利で、例えば水の揺れる様子を表現したり、先日紹介したカメラマッピングにも使うことができます。

いかがでしたでしょうか?
ミュージックPVやロゴアニメーションで便利なグリッチノイズ。
ぜひ使ってみてください!

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この記事を書いた人

前澤 嶺太

2017年入社 クリエイティブディレクター リーダー KIZUNA JAPANでは主にCGやグラフィックを担当。 動画大好きなYoutube中毒者。目指すはデジタル魔法使い!

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