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KIZUNA JAPANスタッフによる映像制作マガジン

2018年3月7日

CANON EFマウントレンズの解説

安部のカメラを持っている写真

お疲れ様です。
皆さんご存知、あの安部でございます。

今日も、映像のご紹介はしません。
今日は、ビデオグラファー、フォトグラファーの武器であるレンズについて、
ご説明しようと思います。

特に今日は、どのカメラマンもその性能等を絶賛するキヤノンの“EFレンズ”について語ろうと思います。

そもそも“EFレンズ”って何なの?という所から解説していきます。
“EFレンズ”のEFとは、カメラとレンズの接合部分に、“EFマウント”を起用したレンズの事を言います。

EFマウントとは、キヤノンが開発した、まぁキヤノン製カメラに対する純正のマウントです。
それで、EFとは何の略かと言いますと『Electro Focus(電子フォーカス)』です。
要は、昔はレンズに電気など通っておらず、オートフォーカスなんてもちろんなかったわけで。
レンズに電気を通すことでフォーカスアシストを実現しました!という意味が込められています。

さて、レンズを探すと、よくわからんコード的なものが沢山出てきます。
例えばこんな。
EF8-15mm F4L フィッシュアイ USM
さらにはこんな。
EF24-105mm F4L IS Ⅱ USM

なんなんだ、この訳の分からんアルファベットの羅列は!
大丈夫です。それぞれの意味をキチンと理解すれば、本当に撮りたい画に合わせてレンズを選べるようになります。

アタマについている、“EF”は上記の通り、Electro Focusの略です。

ではその次の数字は?
これは焦点距離を指しています。
この数字が2つ書いてあるものはズームレンズで、1つしか書いていないものは単焦点です。
数字が小さくなればなるほど、画は広角になり、
数字が大きくなればなるほど、画は世界が狭く、物体に大きく寄った画が撮れます。いわゆる望遠ですな。

次に、“F”とは何なのかと言いますと、
よく“絞り”とか言っています。
上に記載しているのは、“4”です。この数値が低ければ低いほど、世界は明るく、
高ければ高いほど、世界は暗く撮影することが出来ます。
数値が低いほうが、暗い所での撮影に優秀だということがわかりますね。
また、数値が低いほうがピントを合わせたときの背景のボケ感が強く、高いほうがボケないといいます。
まぁ、4と2.8ではあまり違いは分かりませんが、
画面全体にフォーカスが合うバラエティ番組等では、高めに設定されているのではないでしょうか?
え?でも暗くないって?
そう。それは照明があるからです。

あとは、撮影現場で暗く取りたいが、ボケ感は作っておきたいときは、
F値を開放して、NDフィルターを入れたりします。

次に、4の次のアルファベット“L”です。
キラじゃありません。“L”です。
これは“Luxury”の略です。『贅沢』ってことです。
何がやねん!ツッコミが聞こえてきます。
要は高級という意味ですが、どういう意味で高級かといいますと、
まず、耐久性が普通のレンズに比べ勝る、と言われています。
もしくはキヤノンが今までに蓄えた光学技術をふんだんに取り入れた!とも言っています。
でも、画そのものに、あまり大きな違いはないかと思われます。
そう感じる方も少なくはないようですね。

次、“IS”とはなにかですよね。
これ、“Image Stabilizer”の略で、日本語で言うと『手ブレ補正機構』になります。
レンズが自ら画のブレを抑えてくれるという事です。
特に手にもって撮影するときは、手のブレが気になるってことがあるかと思います。
それを軽減してくれる、という事です。

次、なんなんこの数字。“Ⅱ”です。
これは、例えばここでいう、EF24-105mmだと第2世代という意味になります。
マイナーチェンジでも、何かリニューアルされたところがあれば、この数字は、“Ⅲ”、“Ⅳ”と増えていきます。
なので、上記のEF24-105mm F4L IS Ⅱ USMで言えば、このレンズが第2世代ということがわかります。

次に、“USM”です。一見アメリカ?となりそうなこの綴り(それはUSAだが)。
これは、“Ultra Sonic Motor”の略で、フォーカス操作を司るものになります。
キヤノン製にはもう一つ、“STM”というのがあります。こちらは“Stepping Motor”の略。
両者の違いと言われると厳しいのですが、USMの方は、上記の“L”が入るレンズに起用されることが多いことから、
恐らくまぁ、こちらの方が性能が良いのでは?と思います。

とまぁ、例までにとダラダラ書きましたが、理解できましたか?
私も若干危ういところが数か所あるかも?
ここに書いたのは、ほんの一部。
もっと細分化されていきますが、実際そこまで考えなくても撮影は楽しいので、
知らなくていいかもです。

はい。ではでは、レンズ購入に役立てばこれ幸い。
お疲れさまでした。

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この記事を書いた人

安部 諒

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