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KIZUNA JAPANスタッフによる映像制作マガジン

2018年5月16日

Aftereffects標準エフェクトだけで海の光を表現!【AEチュートリアル】

水面エフェクト

こんばんわ。前澤です。

本日は標準エフェクトだけで海の中に差し込む光を表現してみましょう!

AE_sea_floor_effect_gif

↓こんなのを作ります!

さて、まずは床面から作っていきましょう。
新規コンポジション1920×1080
→新規平面2000×2000

平面をプリコンポーズして2000×2000のプリコンポジションを作成しましょう。
平面に「フラクタルノイズ」を適用。
・フラクタルの種類→ダイナミック(プログレッシブ)
・トランジション→スケール70%
・サブ展開→サブスケール70%
・反転にチェック
一気に水面らしい絵柄になってきました。
ではこれを動かしていきますが、この後、このコンポを何回か複製するので、
通常の操作通り「展開」や「オフセット」のキーフレームを打つのは、後々大変です。
ここはエクスプレッションを使いましょう。
・「展開」にエクスプレッション。
time*200
・「乱気流のオフセット」にキーフレーム。
1秒間で「1000,1000→1000,1400」。
そしてこの状態でエクスプレッション
loopOut(“offset”)
すると上手い具合に水面が動き続ける画ができました。

元のコンポに戻って、プリコンポジションの名前を「floor」に変更。
さらに水面らしくするために「CC vector blur」を適用します。
amountの値を10くらいに引き上げてみましょう。
完全に水面のあのアニメーションになりました。

レイヤーを3Dに変換。
床面になるように配置します。遠近感は全面張りしたマスクで、
拡張をマイナスに、境界ぼかしをググっと入れます。

「floor」の上に青系の平面を配置。
モードをソフトライトに変更して海の中らしい色味にしていきましょう。

「floor」を複製。水面に当たる天井側に配置。
大きさや位置感を調節。
名前を「level」に変更。

ここで空の画像を適当に持ってきて3Dにして配置。
少しZの奥に配置して拡大。
水面に映る空になるので適当な位置で配置。プリコンポーズして、
名前を「sky」に。

skyをlevelのしたのレイヤーにして、
skyにトラックマット「アルファ」。
すると空が水面の形で切り抜かれます。

さらに透き通る水にしていきましょう。
skyに「CC glass」を適用。
バンプマップのソースに、levelを使用。
・softnessを6.0くらいまで下げる。
・displamentを450くらいまで上げる。
お好みの見た目になるように、shadingを調整。

「level」を複製。上のレイヤーにする。
表示して「加算」に変更。
「CC Radical blur」を適用。
「fading Zoom」でAmountを140くらいまで上げていき、
上からの光に見えるように、センターを上にあげます。

コントラストがつくように、エフェクト「レベル」を適用。
白と黒を中心に寄せます。

太陽光というのは真っ白ではなく暖色なので、
「色合い」のエフェクトを適用。
ホワイトマップを薄めのオレンジに変更。

最後に調整レイヤーで
トーンカーブをつけて色を調節します。

いかがでしょうか。
今回は海外のチュートリアルを見ながら制作してみました。
エフェクトの名前もすべて日本語の名前にしてみましたので、
確認しながらやってみてください!

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この記事を書いた人

前澤 嶺太

2017年入社 クリエイティブディレクター リーダー KIZUNA JAPANでは主にCGやグラフィックを担当。 動画大好きなYoutube中毒者。目指すはデジタル魔法使い!

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