弊社KIZUNA JAPANも創業から10年が経過しました。
この10年、映像制作におけるワークフロウも劇的な変化が
あったと思っています。
2008年、創業当時は映像制作会社も大きく、3つに分かれていました。
■映画系の制作会社
■CM系の制作会社
■VPと言われる企業プロモーションの制作会社
VPというジャンルは当時は教習ビデオ等の企業向けインナーツールが中心で
クリエイティブより、教則的分かりやすさが求められていました。
そして、目立つ存在ではありませんでした。
なぜか・・・
ビジネスよりもクリエイティビティを求める業界慣習だったため、
VPをやっているというだけで、「ダサい」みたいなイメージがありました。
当方はそれをチャンスだと感じたのを今も覚えています。
ブルーオーシャンだと思ったのです。
映画系もCM系もVPには参入しないから、
クリエイティビティのたった作品を提供できればイケると・・・。
あれから10年。
もう、〇〇系みたいな垣根はほぼなくなりました。
WEB動画の普及によって、VPが広告的要素を強く持ち、
クリエイティビティとクライアントニーズが多様化したためです。
スマホの普及・通信の高速化・PCのスペック向上も非常に大きかった。
大容量の動画データは、当時、PCでも再生がなかなか厳しかった。
当時はWMVで書き出して、少しでも軽くしようとしていましたが、
本番で再生が止まるなんてことはしょっちゅうありました。
急いで現場に行くと、MACでそもそも再生できないとか・・・(笑)
今はMP4とか非常に軽くて高画質のデータ生成が可能ですし、
HTML5の出現によってWEBに動画が簡単に埋め込める時代です。
HDDにしても当時は100GBあったら優秀なイメージでしたが、
今はカードタイプで1TBとか当たり前。
時代は大きく変わっていったのです。
次の10年はどのような変化があるでしょう?
「EC×動画」の流れは確実にくると予測しています。
インフルエンサーたちが自ら商品を販売しだします。
個人商店がWEB上に溢れます。
YouTube、Instagramで直接買い物ができ、
配達はドローンでしょうか。
ワクワクしますね~。
その時に、時代を語れる映像制作会社でいたいと思います。
ディレクターの高瀬でした。